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執筆者の写真やまぐちまりこ

2019年5月のこと。


5月も最終日となりました。

ただでさえ気持ちも落ち込みやすい5月ですが

気温の変化がさらに身体にこたえましたね。

そんな時こそ、

美術や音楽がそっと心を救う時があるように思います。

この5月は

ムーミン展

Readin' Witin'さんで上方落語

少し遠方の美術館にも出かけました。

そして先月のクリエポで新しくご縁をいただき

出版関係のお仕事の打ち合わせに出かけたり、入稿したりと

心地よいひと月でした。

中でも印象深かった日がありました。

<5月13日>

夕方の仕事場に郵便が届きました。

昨年9月の個展と、その展示を見てくださった後に

絵本を購入してくださった方からのお便りでした。

ドキドキしながら小包を開けると

とても丁寧なお手紙が。

そしておすすめの展示のフライヤーや

「ほんの気持ち」のシールとともに

谷川俊太郎さんの「クレーの天使」が。

気持ちが震えました。

絵本の感想はドキドキしながら読みました。

日常にとらわれがちだけれど

確かにこうして、今も、ねこくん・ねずみくんは生きていて

心に寄り添ったり誰かをほっとさせていたり。

お手紙をいただくと気づかせてもらえます。

作品や彼らを愛してくださるみなさま、

いつも応援のメッセージをくださるみなさま、

本当にありがとうございます。

お返事のお手紙には何からお話しようかしら。

と楽しい気持ちです。

本屋さんと関わる機会が増えてから、本を贈っていただくことも、自分が贈ることも増えて、

とても豊かな気持ちを感じています。

また、クリエポ以降、その本自体をつくる仕事に携われて、幸せを噛み締めていたりします。

自分が大切にしている本の様に

誰かの手元に届いて、大切に側に置いてもらえる一冊になってほしい。

そう思いながら、今日も過ごしています。

今日も良い一日、そして明日からの6月も、良い時間が沢山流れますように。

山口 真理子


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