5月も最終日となりました。
ただでさえ気持ちも落ち込みやすい5月ですが
気温の変化がさらに身体にこたえましたね。
そんな時こそ、
美術や音楽がそっと心を救う時があるように思います。
この5月は
ムーミン展
Readin' Witin'さんで上方落語
少し遠方の美術館にも出かけました。
そして先月のクリエポで新しくご縁をいただき
出版関係のお仕事の打ち合わせに出かけたり、入稿したりと
心地よいひと月でした。
中でも印象深かった日がありました。
<5月13日>
夕方の仕事場に郵便が届きました。
昨年9月の個展と、その展示を見てくださった後に
絵本を購入してくださった方からのお便りでした。
ドキドキしながら小包を開けると
とても丁寧なお手紙が。
そしておすすめの展示のフライヤーや
「ほんの気持ち」のシールとともに
谷川俊太郎さんの「クレーの天使」が。
気持ちが震えました。
絵本の感想はドキドキしながら読みました。
日常にとらわれがちだけれど
確かにこうして、今も、ねこくん・ねずみくんは生きていて
心に寄り添ったり誰かをほっとさせていたり。
お手紙をいただくと気づかせてもらえます。
作品や彼らを愛してくださるみなさま、
いつも応援のメッセージをくださるみなさま、
本当にありがとうございます。
お返事のお手紙には何からお話しようかしら。
と楽しい気持ちです。
本屋さんと関わる機会が増えてから、本を贈っていただくことも、自分が贈ることも増えて、
とても豊かな気持ちを感じています。
また、クリエポ以降、その本自体をつくる仕事に携われて、幸せを噛み締めていたりします。
自分が大切にしている本の様に
誰かの手元に届いて、大切に側に置いてもらえる一冊になってほしい。
そう思いながら、今日も過ごしています。
今日も良い一日、そして明日からの6月も、良い時間が沢山流れますように。
山口 真理子