幼稚園の年少時代から一緒だった幼馴染が
個展に来てくれました。
大人になってからお仕事でも関わらせていただくことができて
とても嬉しかったけれど
展覧会に来てくれた後に
「自分の記録だからナンだけど」
と日記代わりの手記を送ってくれた。
嬉しかったので許可をもらって掲載。
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「Rosso」
Mariko Yamaguchi exhibition
「Mの初個展」
12/26 in田原町
本屋さんのスペースを使った約3週間の絵の個展。M自身本格的に人物画を始めたのは1年前。本職のグラフィックデザイン含めても初めての個展となったそうだ。
筆を使い墨と赤がメインカラーで殆どがその2色で描かれている。「原画」が見れるコーナーとそれを「ポスターサイズ」に広げたものの展示、他のアーティストの製作のグッズ販売コーナーがあった。
始めの印象は「受け入れやすい」。しっかりとカラーリングされた絵と違い、線の細さや着色された部分の色の濃淡に目がいく。髪やまつ毛も身体の部分と同じ筆で描かれているので、差をつける上でかなり神経を使うんだろう。
人物画なので表情に特徴が出るが、「媚びない女性」みたいなテーマがあったそうで、それがしっかり表現されていた。普段、依頼される本業では「ハッピー」など明るいテーマになってしまうので、個展でしかできない少しネガティブな要素を敢えていれたそうだ。
説明を受ける中で、芯となるテーマの頑丈さとそこから外れないように心掛けてる真面目さが伺えた。
個展なのでほとんど自由にやっていいものかもしれないが、見る側の視点も持って作り込まなければいけない難しさもあった。
準備期間はたった1ヶ月で、その間没頭したそうだ。アーティストならではの世界がそこに見えた。
ラフ案、失敗作?、候補作品も全て見せてもらった。一般的な展覧会で飾られてる絵をただ見るよりもストーリー性を感じることができ、それぞれの作品をより深く受け入れることができた。
今回は入場無料だったが、入場料が取れるような展覧会を開けるアーティストはどんな人なんだろうと興味が湧いてきた。
Mにはいつかそうなってもらいたいし、そうなっていく始めの一歩がこの個展だったと思うととても貴重なものに触れた気分になった。
個展の成功が今後の仕事にも繋がるし、技術の幅も広がっていくと思うので、今後もこういう機会があることを願っている。
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誰かがどうやって自分をみているのかって
私はとても興味があって。
作品を通してこうやって自分をみてもらえていることと
それを文章に残してくれたことが嬉しくて。
本の紹介文みたいに
私の紹介文を書いてくれて感謝。
大事にするし
年に1回くらいのペースで
人物画スタイルの個展開けるように頑張りたいです。
これからも応援してね。
山口 真理子